社員のマネジメントスキルと企業経営についての提言 1

1.はじめに
この提言(ご提案)は本年4月に可決された労働衛生法の改正にともなう社員のストレス診断の義務化や、小協会設立以降のわが国の働く人々のマネジメントスキルが年々低下傾向にあること、更には長時間労働、業務改善、ワークライフバランス、CSなどの取組みがなかなか成果を出しづらい状況などを考え、小協会のノウハウでそれらを打破することができる事をお知らせするために作成されました。
小協会と行本明説が四半世紀の時間をついやして構築した誰にでもどんな仕事にもあてはまる「仕事のしくみ」のモデル化とそれにもとづくマネジメントノウハウから構築されているマネジメントスキルの把握手法とその効能をお伝えします。

2.今までは社員のマネジメントスキルを客観的に測定することができませんでした
漢字の検定やTOEIC、そろばんや簿記などのスキルは点数や級でそのスキルのレベルを客観的に測定することが出来ます。しかし仕事を処理する技術であるマネジメントスキルの検定や測定法はありませんでした。なんとなくあいつは仕事が出来るとか駄目だとかを感覚で処理していたのではないでしょうか?そのためいくら人事考課のしくみを整備しても社員が納得するしくみがなかなか出来なかったのだと思います。
小協会では、2003年の設立以降、「仕事のしくみ」を解き明かす小協会の使命の一環として、このマネジメントスキルを客観的に補足するという試みを続けてまいりました。株式会社仕事の科学研究会が水戸信用金庫さん、三井不動産販売さんなどの企業の為に開発した業務診断をベースに毎年2000名以上のビジネスパーソンのマネジメントスキルを測定しデータ化することをしてきました。2万人を超えるビジネスパーソンのデータから小協会の業務診断手法はかなりの精度で個人のマネジメントスキルを客観的に捕捉できていることがわかりました。
昨年秋からは医療現場でのストレスとスキル診断をJTBコーポレートセールスさん、フェアイノベーションズさんと実施し、多くの病院で高い評価を受けることができ、小協会の業務診断手法は各自のマネジメントスキルの実態を的確に補足できていると確信するに至りました。
下の図は「仕事のしくみ」から開発された90問の五者択一アンケートによる業務診断の一部です。

業務基礎スキル診断結果グラフ